
テーマ:社長のこころがまえ
こんにちは!!
夢見る2代目社長のいとけんです
小さな頃からませていまして
渋く格好いい大人に憧れていました
だからでしょうね
ハードボイル小説は結構好きで
チャンドラーの小説とか
よく読んでいました
その小説の登場人物
私立探偵フィリップ・マーロウの言葉で
「強くなければ生きていけない
優しくなければ生きている資格はない」
という有名なセリフがあります
20代の頃に
Barでこのセリフを呟き
その場の空気をありえないくらい寒くした
そんな苦い思い出もありますが
それはまあ置いといて
この言葉
社長にピッタリな気がしているんですよ
社長は
強くなければ生きていけない
優しくなければ生きている資格はない
のではないでしょうか
そう今日は
フィリップ・マーロウのセリフの
前半部分
強さ
について書いてみます
強い存在になれば
きっと信頼される社長になるはずですから
まあここでいう強さって
何も強靭な肉体をもつことではないです
(ないよりあった方がいいのでしょうけど)
また強面で高圧的になることでもありません
困難なことに
逃げずに立ち向かう姿勢
会社と社員を守りぬく覚悟
その思いの強さをもつこと
それが必要だと思うのです
その強さがなければ
社長は社長として
生きていけない
のではないでしょうか
戦い・・・
というと大袈裟ですが
やはりトップである以上
困難や試練には
先頭に立って戦う覚悟が必要です
それは腕に覚えがあるからでも
自信があるからでもなく
困難から逃げない
何があっても会社と社員を守る
という確固たる意志を持っているからこそ
できることだと思うのです
以前
あるお客様とトラブルになったことがありました
ことのはじめは
こちらがサービスを提供した際に
スタッフの不注意で塗装が少し剥がれてしまったことでした
通常は剥がれてしまった箇所のパーツを交換するのですが
もうその部分は製造されておらず
塗装が剥がれた部分を
塗りなおすことを提案しました
ところがこの対応にお客様が納得しない
どうにか交換しろの一点張り
クレーム対応したスタッフの不備もあり
どんどん気分を損ねて
そのうちお詫びにこれもやれあれもやれと
どんどん要求がエスカレートしていったのです
このどんどんエスカレートする要求に
現場責任者と役員は
最初のうちは
なんとかことを穏便に済ませようとしたのか
要求をのんでいました
しかしどんどん
要求が大きくなっていく中で
ついには抱えきれなくなって
はじめて私に報告が上がってきました
現場責任者や役員が
なんで最初に報告してこなかったのか?
なんとかしなければという責任感からなのか
現場を知らない社長に言っても仕方ないという
舐めた思いからなのか
本当のことはわかりません・・・が
報告してこなかったことは
重大な職務規定違反です
この点は厳しく注意しました
その上で
このお客様に対しては
これからすべて私が対処すると伝え
受け答えから何から
覚悟を持って対応しました
どういうことかというと
元々はこちら側の不備なわけだから
社会的に妥当な基準での補償はする
ただしそれ以上の要求は一切応じない
法外な要求をしてきて譲らなければ
出るとこ出てでも
戦う!!
そう心に決めて対応していったのです
最初はお客様も
色々と要求をぶつけてきました
でもこちらとして謝るところは
しっかり謝りましたが
理不尽な要求には一切応じませんでした
最終的には
あちらも諦めたのか
意外とあっさりと
こちらの提案した補償案に同意してくださり
穏やかに決着しました
そのお客様と直接対面するとき
決闘に臨むような気持ちでした
ここで負けたら
すべてを失う
それくらい腹を括って臨みました
もともと私は
強気で勝気な人間じゃないです
でも
理不尽な要求にその場しのぎで応じてしまったら
会社も社員も守れなくなってしまう
そんな思いがありましたから
勇気を振り絞って立ち向かったのです
後で振り返ってみるとこの事件は
会社にとって大きな転機でした
その現場責任者や役員の
私に対する姿勢
見る目が大きく変わったのです
何があっても社長は自分たちのために戦ってくれる
その信頼を勝ち取れたのは
本当に意義のあることでした
この時
私のとった対応が
ベストだったのかどうかはわかりません
ただ
会社や社員を守ろうと
必死になって取り組んだことは確かです
先ほども書きましたけど
私はもともと
そんな強い人間じゃないです
ドラえもんの登場人物の中では
のび太が一番近いと思っています
そんな私でも
ここで戦わなければ
皆を守れない
そう思って立ち向かっていった時
道は開けていきました
みんなのために妥協なく戦う
そんな姿勢を社長はみせる必要があるのだな
振り返ってつくづく実感します
いざというときに
逃げてしまわないよう
日常の小さなことからも
決定を曖昧にせず
責任から逃げ出さず
決断を妥協しないこと
常に心がける必要があるのではないかな
私はそう思います
最後までお読みいただき
ありがとうございました!!