社員を幸せにするのが先か、利益を上げるのが先か

テーマ:組織改善

おはようございます!!

夢見る2代目社長のいとけんです。

以前からあった言葉なのでしょうけれど

昨年くらいに

従業員満足度や

社員の幸福度

を向上しましょう

なんて話、よく見聞きしました

まあ読んだとおりで

スタッフの仕事に対するやりがい、

その職場で味わう幸福感

それを向上させていきましょう

といったことなんでしょうね

で、

こういった話に対して

「会社が潰れたら社員の満足度もへったくれもないだろ」

「会社が儲かってからやることだ」

といった反論も出てきます

実際、

コロナの影響が多大になり

経営環境が厳しくなっているなか

あんまり従業員満足度、幸福度

なんてことは

聞こえてこなくなりました

(私の周りだけかもしれませんがショボーン

従業員の幸福度を上げるのが先?

利益をあげてゆとりある経営体勢を整えるのが先?

鶏が先か卵が先か

みたいな話ですが

それについて私の思うところを書いてみます

私の結論

どちらが先かといえば

スタッフの幸福度をあげること

だと考えています

 

そんな結論に至った出来事があります

それは私が社長になったばかりの頃のこと

何度も書いてきましたが

会社はめちゃくちゃ危ない状態でした

10年連続前年割れを続け

給料も下がり続けていました

スタッフのモチベーションは当然上がらず

社内の雰囲気は最悪でした

 

そんな中

兎にも角にも売上を回復させようと

営業戦略を見直し

社内の仕組みを見直していきました

そして

実践できれば

間違いなく売上はあがる

そんな施策をいくつか打ち出しました

 

意気込んで

のぞんだ役員会議の場

役員たちを前にプレゼンしました

これをやっていけば

会社は売上アップ間違いなしです!!

だいぶ熱を込めてプレゼンしました

 

しかしその時の

役員たちの反応

私が予想していたものとはまったく違ったんです

 

もう白けているというか

さめきっている雰囲気

 

「まあそうは言ってもねえ」

「うちの連中のレベルじゃムリだよ」

そんな話の流れから

「お客様を喜ばせるサービスができていないから問題なんだ

顧客満足度が上がれば売上も勝手にあがっていくんだ

スタッフを教育しなきゃダメだ」

 

スタッフへのダメ出しになっていきました

 

この当時の役員は

みんな年齢も社歴も私より上

(まあ今もですけど)てへぺろ

元々やりずらさはありましたけど

この時は本当にキツかった

なんか

「若造が青臭いこと言ってんじゃねえよ」

全員からそう言われているような

そんな感覚になりました

 

この時

まだ社長としての自信もなかった私は

この場では

ろくに反論できずに引っ込んでしまいましたえーん

 

しかしその後

いろいろ考えました

 

そもそもこんな

役員がスタッフにダメ出しをして

腐している様な雰囲気の中で

みんな気持ちよく働けるだろうか?

 

うちはお客様のところに技術サービスを提供する会社

提供する側の人間が

気持ちよく働いていないのに

いいサービスなんてできるのだろうか?

 

そう

自分が幸福感を味わっていないのに

人を喜ばせることなんてできる訳がない

 

どんなに売上アップの手立てをしても

やる人の心が前向きじゃなければ

うまくはいかないハズ

 

考えてみれば

お客様が満足して喜んでくれる

そんなサービスを提供するスタッフが

前向きな気持ちでなければ

いいサービスなんかできないし

いいサービスが提供できなければ

顧客満足度も上がらない

顧客満足度が上がらなければ

売上もあがらないですよね

 

じゃあどうやったらスタッフに

前向きに喜んで働いてもらえるのか?

 

これを考えたとき

 

おそらく誰もが考えつくであろう

手っ取り早い手段として

給料をあげるとか

ボーナス出すとか

福利厚生を充実するといったこと

 

それはもちろん大事だけど

そのための原資が

そもそもその当時まったく無いわけですえーん

 

で、考えました

あの役員会議の雰囲気

やってみようという意欲がなく

低迷しているのをスタッフの質の問題だと弾劾し

悲観的な捉え方しかしていない

そんな社内の雰囲気、風土を変えることが先だと

 

数週間後

全社員を召集して集会を開き

その場で宣言しました

会社の風土を変える

 

そして

いろいろな取り組みを進めていきました

具体的には

一人ひとりに対して

任せることは任せて

承認していったり

感謝の気持ちをきちんと伝えるようにしたり

どんな時でも前向きに大丈夫!!

と言い続けたり

などなど

私から実践していきました

もちろん一円もお金はかけていませんてへぺろ

 

そうすると

少しずつ雰囲気も変わっていきました

前向きに

肯定的に捉えてくれるスタッフが

少しずつ増えていったのです

 

前向きになってくれたスタッフ中心に

以前考えていたさまざまな施策を実行する中で

売上も上がっていき

利益が出るようになると

利益を待遇面に還元していく中で

より雰囲気もあがり

さらなる売上向上につながっていきました

 

だから私は

スタッフの幸福度の向上を優先させるべきだ

と考えているのです

 

もちろんすぐに幸福度の向上なんてしません

でも社員幸福度を大切にしていく

しっかりと伝え

向上のための取り組みを実行していく

そんな姿を社長自ら示していくこと

何より大切だよな・・・って感じています

 

普段からやっていると

今のようなコロナ下で経営環境が厳しい時

生き残りをかけてムリをしなければならない時に

スタッフと一丸となって乗り越えていけるのではないかな

そんな気がしています

 

働いてくれている人たちを幸せにする

そんな気持ち

ほとんどの社長さんは少なからず持っているはずです

せっかくですから

しっかり表明し

実現のためにどうするか?

考えて実行してみてくださいね

最後までお読みいただき、

ありがとうございました

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事