
テーマ:社長のこころがまえ
おはようございます!!
夢見る2代目社長のいとけんです。
昨日のことです
労務局(だったかな?)から
企業の実態調査かなんかのアンケートが届いていて
それを書き込んでいたら
従業員の平均年齢は?
という項目があったんです
で、計算してみたら驚きです
従業員の平均年齢
私の年齢より上なんですね
私が30代とかならそりゃそうだ・・・となりますが
もう50ですからね〜
なんか会社にいるとまだ若いと思ってしまうのには
理由がありましたね
まあそれでも若返った方です
私が社長になりたての頃は
その当時の18人ほどのスタッフの中で
私と同世代が2人
年下は2人しかいませんでしたから
今振り返ってみると
あの頃は
私より年齢も社歴も上の社員の人たちに対して
接し方
気をつかうし
やりづらさも感じることが多かったですね
そう今日は
ベテラン社員との接し方
について書いてみます
長く働いていると
それぞれが
「自分のやり方」
が出来上がっていくことが多くあります
そしてそのことで成果をあげたり
評価されたりしていく中で
自分のやり方にプライドを持っていきます
それはそれで
素晴らしいことではありますが
時代の変化の中で
時として
それは弊害になることもよくあります
2代目社長が新たな取り組みとして
現場の仕組みを改革しようとするとき
その現場に長くいる人たちが
そこに対して反発し
抵抗勢力になっていく
よく聞く話ですよね
社長によっては
そういう対立が面倒だからって
ベテランの方にあまり関わらず
そのかたが引退するまでほったらかしにしておく
何も期待せず、頼らずに
当たり障りない接し方をする
そんなパターンも見受けられます
対立するにしろ
放置するにしろ
どちらにしても
気をつかうし
エネルギーは使います
そんなエネルギーを使って
それに見合った成果が出ないくらいなら
そういうベテランの方が
2代目側にたってもらえるような
手立てを打った方が
楽だし
成果があがりやすいです
そうするためには
そういうベテランの方の
プライド
それを利用しちゃうことです
私が社長になりたての頃
年齢も社歴も上の人たちばかりでした
弊社の仕事は技術サービスを提供すること
技術力の見せ所ですから
長くいる人は自然と
職人気質といいますか
それぞれのやり方にこだわりを持っていました
サービスの質としてはとてもいい部分もあるのですが
それぞれがそれぞれでこだわりがあるので
うまく全体に波及しないというか
会社全体の質の向上に繋がっていなかったりしました
また
新しい人への指導の仕方も
親方に弟子みたいな関係で
親方のやることを目で見て覚えろ
みたいな風潮があり
今の時代の流れには合わないなと感じていたんです
そこで
そういった部分にメスをいれ
会社の体質を改革していこうと様々な手を打ったのですが
それに対して
まあ反発があるわけです
以前からこういうやり方でやってるのだ!
実際うまくいっているし
うまくいってきたのだ!!
そういう考えで固まっているので
なかなか議論が進まないのです
で、考えました
社長として強引に押し通すこともできるけど
まあそうなるとその後が面倒なことになりそう
かといってその人たちを外すのも
小さい会社では現実的ではない
でも
その人たちがいなくなるのを待てるほど
会社にゆとりもない
そこでどうしたかというと
社歴の長い人の中でも
より現場で中心的な立場の人
何人かと話をしたんです
その場で説得したというより
私の悩みを聞いてください!!
といった雰囲気での話をしていきました
今の会社の状況がいかに大変か
このままいくとどうなってしまうのか
会社のリアルな経営状況
今後の見通しを包み隠さず話しました
どうしたらいいと思います???
相談をするていで
聞いていきながら
このまま終わるわけにはいかない
なんとかするしかない
だから
こういう手立てを打ちたいので
協力してください!!
とお願いしていきました
こういう話をはじめる前に
必ず言ったセリフがあります
それは
「◯◯さんだから言いますけど〜」
という言葉です
他の人には言えないけど
あなただからこそ正直に言いますよ
と吐露していったのです
なんか文章で書くと
作為的に見えるかもしれませんが
これまでの頑張りを
理解し承認した
その上で
本当に手伝ってほしい
という気持ちで伝えたことではありました
そうするとすんなりと受け入れて
こちら側に立って協力してくれるように
なっていったのです
長く働いている方は
貢献してきたという自負もあり
やってきたことに
プライドを持っています
だからこそ
対立していくと
頑張りを否定され
プライドが傷つ付けられるように感じるのです
そのプライドを持つようになった
その過程、頑張りを
認めて受け入れた上で
より良くするためにどうしたらいいか?
一緒に考えていきましょう
というスタンスで
巻き込んでいくことが
大切なんだなと感じています
2代目社長にとって
社長よりも社歴の長い
プライドを持っている年上の社員は
扱いづらいと感じるかもしれません
そのプライドをうまく利用していきましょう
そうすることで
余計な軋轢を残すこともなく
組織運営も
うまくいくようになるはずです
時に泣きつきながらでも
(泣きついているだけだと
頼りない奴となってしまいますから注意が必要)
頼りにしてることを伝え
一緒に未来を良くしていきたいという
確固たる意思を示していくことです
人から認めてもらって
頼られて
嫌な気分になる人はまずいません
プライドを持つくらい
現場で頑張ってきた人なら尚更です
ベテラン社員の人とうまくいっていないな・・・
そう思うとき
まず社長自身が
その人に応援してもらえるような
働きかけをしているかどうか
確認してみてくださいね
最後までお読みいただき、
ありがとうございました