
テーマ:社長のこころがまえ
おはようございます!!
夢見る2代目社長のいとけんです。
私は昔から歴史が好きで
というか歴史だけが好きで
他の科目は全く・・・でしたが
歴史だけは得意だったんです
そんな私ですから
書店でビジネス書のコーナーとかに行くと
「三国志に学ぶ経営〇〇」
とか
「戦国武将の戦略から学ぶ〇〇」
みたいな本があると
すぐに喰いついて買ってしまうのです
でそういった歴史関連の本によく出てくるのが
孫子の兵法
そして自然と
孫子関連の本はよく読むようになっていました
まあ大昔の兵法書ですが、
現代のビジネスシーンでも活用できるとよく言われますし
実際、現代のビジネスに応用できるような解説書もたくさん出ています
でも
そうはいっても
今の時代に合わせた
経営戦略やマーケティング関連の本
最新のビジネス書もたくさん出ているし
実際役に立つのかな???
みたいなことを思うかもしれません
でも
昔も今も
人の本質なんてそんなに変わらないものです
なので
人と向き合う時
人と対峙するとき
すごく役立つことも
たくさんあるんです
そう今日は
孫子
役にたったよ!!
ってことについて書いていきます
周囲がみんな敵
みたいに感じる時、感じた時ってありませんか?
特に社長だと
スタッフみんなが理解してくれない
わかってくれないなんて状況
結構あったりしません?
(お前だけじゃ!!というツッコミも聞こえるような・・・)
まあそんなことが結構あった私でも
一番忘れられないことを書いてみます
それは
社長になって間も無くの頃
これからの業務の効率化を考え
顧客管理や事業管理のための
新しいシステムを社内に導入しようと考えました
ところが
まあまだ業績はかなり厳しく
財務的なゆとりが全くない状況
だったこと
また導入することで
今までやっていなかったことをやることへの
抵抗感
などなどの理由で
役員からパートのおばちゃんに至るまで
全スタッフから猛反発を喰らいました
流石に
ここまで反対されるとめげそうにもなったし
強引にステムを導入しても
活用はされないかも・・・
そんなことを考えたりしました
そこで
この状況をなんとか打開しようと
全員を集めて
しっかりと勉強会を開き、
そこで導入する意義と価値について
しっかり訴えよう・・・
なんて考えていましたが
その時に
頭をよぎった孫子の言葉がありました
それは
「我は専もっぱらにして一となり、
敵は分かれて十とならば、
これ十をもってその一を攻むるなり。
すなわち、我は衆おおくして、敵は寡すくなし」
(訳)こちらは集中して一つになり、敵は十に分散したとすれば、
こちらは十の力で敵の一の力に当たることになる。
すなわち味方は多数、敵は少数なのである。
という一節
まあ要するに戦力を集中して
各個撃破しましょうって話
さんざん読み込んでいたおかげか
ふっとこの一節が浮かんできたのです
そうだ
みんながみんな反対しているところへ
たった一人で乗り込んで話しても勝ち目は薄い
反対勢力を分断して
個別に攻略していくのだ
そして
個別の攻略の手段を
これまた孫子に書いてある
内容を思い出しながら
様々な策略を巡らせました
もうすっかり気分は
諸葛亮孔明
具体的にいうと
特に
声の大きい人
影響力のありそうな人と話すとき
こちらの戦力を高めるため
そのシステムを提供している会社にもお願いして
会社に来てもらったり、
導入セミナーを開催してもらい
そこに一緒に参加したり
様々な手を使っていったのです
まあ孔明気取りのわりには
大した策略じゃないですが・・・
もちろん反対しているスタッフは
敵ではありません
ただ
こちらの味方になってもらうために
そういう反対意見を一つ一つひっくり返していったのです
結果的には
スムーズに導入も進み
何より
個別に導入する意義やその価値を伝えたことが功を奏し
ただ導入しただけでなく
活用がぐいぐい進みました
今では
そのシステムの会社の担当から
「ここまで使いこなしてくれている会社は
なかなかないですよ〜」
とまで言ってもらえるように
(まあ他の会社でも言ってるかもしれませんが。。。)
強引に正面突破しようとしても
相手の勢力が強ければ
撃破されてしまう
相手を分断し
各個撃破していくこと
全てのメンバーが大反対している
そんな状況を
完全にひっくり返せたのは
私がめっちゃ優秀!!
なんてことあるわけなくて
ただ孫子に書いてあった戦略を
活用しただけなんですよね
この時もそうだったんですが
振り返ってみると
いろんな場面で
この兵法書を活用していたように思います
まだ読んだことがないという方
歴史が苦手という方
読みやすい本もいっぱい出てるから
ぜひ手に取って読んでみてくださいね
同じ本を何冊もAmazonでポチってしまう
ダメダメな私からの
おすすめです
最後までお読みいただき、
ありがとうございました