
テーマ:社長のこころがまえ
こんにちは!!
夢見る2代目社長のいとけんです
先日
私と同じ2代目社長のことを
少し伺う機会がありました
「先代の経営への介入」
「先代からのお小言」
ほんと煩わしいよね〜
という話でだいぶ盛り上がりました
2代目社長さんの意識調査とかしたら
悩みでトップに来るのは
おそらくこの
先代の経営への介入
という項目になるのではないでしょうか
(実際にそんな調査見たこと無いのでわかりませんけど)
そんな
2代目からしたら煩わしい
介入、口出しですが
少し視点を変えて
なぜ先代は介入してくるのか?
分析した上で
私が思う
対策を書いてみます
なぜいちいち言ってくるのか?
その傾向をよく知ることで
どうする
どうしたらいいという
対策も明確になっていくはずですから
某大手家具店のように
先代と2代目が対立し
溝が深まり
最終的に決裂し分裂していくと
どちらが勝ったにしても
会社には
大きな傷跡を残します
そうならないよう
安心して任せてもらえるようになる
どうせなら
そんな理想的な状態に
なりたいですよね
私が社長になったばかりで
会社が本当に大変な時
あまり先代の介入って気になりませんでした
とにかく潰さないように必死で
目的は一致していましたから
しかし直近の危機を脱して
これから未来に向かっていこうとしていくと
さまざまな対立が起こりはじめていったのです
まあでも振り返ってみると
価値観の違いというのはずっとありました
目の前の危機を前に
顕在化していなかっただけです
少しずつ意見の相違から始まり
そのうち完全に対立関係になり
私からしたら
やることなすこと反対してくる
そんな感情を抱いていました
ただ
ここで分裂してしまうと
どちらにしろ傷が大きくなる
だからといって
黙って引っ込んでいては
これまた未来に禍根を残す
じゃあどうしたらいいか
決裂しないように
うまくエンロールする術はないか・・・
どうにかしたいと考え
色々と検証していきました
そこで
うるせえな・・・
という私の感情は一旦置いといて
なぜこうも反対し干渉してくるのかと
先代の立場に立って考えてみたのです
ひとつあるのは
先代から見て
間違っている
優先順位が違っている
そういう意識が働くからです
これについては
いい悪いではなく
一つの考え方として
受け止めた上で
どうするべきかを話し合うこと
理屈で通じることですから
先代のいうことが正しいなとなれば受け入れ
違うと思うことは
こちらの認識や思いを届け伝えていく中で
わかりあっていくことが出来ます
難しいのはもう一つ
感情的な問題の場合です
2代目がこれまでと違うやり方をして
それで業績をあげている
そうなった時
先代の過去の積み上げてきた実績
頑張ってきた業績まで
否定されてしまうように感じる
存在を否定されているように
感じてしまうのです
うまくいっていることへ
素直に認めたくない思い
嫉妬
そんな感情を抱くケースもあります
そんな感情的な理由で
反対してくること
結構あるのです
これは本当に大変です
本人がそもそも認識していないし
簡単に理屈が通じませんから
この感情を拗らせると
本当に面倒臭い
意固地になり
頑なになり
それをぶつけられると
こちらも感情的になるし
とまあ本当にややこしいのです
なので
いきなりすべて思う通りにはならないけれど
今の現実の目に見える問題を論ずるより
未来に向けて
会社として
残すべき理念、精神、思想
目に見えない精神性
何を残すべきか、受け継いでいくべきか
それをしっかり論ずるように
していくべきです
先代が大切にしてきた
価値観
思い
夢
しっかりと理解し
それを受け継ぎ
高めていくのだと
一方的にではなく
先代と一緒に話し合って
語り合っていくことが
大切なんです
感情的なしこりは
簡単に氷解することなんてありません
先代も
すぐには納得しないこともあるでしょう
でも
少なくとも
夢を
想いを
しっかりと継いでいき
高めていこうとしているのだと
伝え続けていくことが
大切なんですよ
それがあってはじめて
先代からすると
大丈夫だ任せられる
(少なくとも自分が蔑ろにされているわけじゃない)
という安心感に繋がっていくのです
自分が築きあげてきたもの
それを否定されるのは
誰だって辛いものです
否定しているわけじゃない
それを土台に発展させていくのだ
そのことをしっかり
お互いに共有しておくこと
常に伝え続けていくこと
大変かもしれませんが
受け継ぐ立場のものは
それが使命なのだと思ってください
面倒だと思うかもしれませんが
対立して分裂する方が
はるかに面倒ですよ
創業の思い
事業への思い
後継者への思い
受け継いで欲しいと思っていること
しっかりと聞いてあげてくださいね
最後までお読みいただき
ありがとうございました!!