仏作れど魂入れず・・・そうならないようにね

テーマ:社長のこころがまえ

こんにちは!!

夢見る2代目社長のいとけんです

よくいえば好奇心旺盛

悪くいえば考えなしに飛びつく

こういう傾向を持っている人っていませんか?

お金があるとあるだけ使ってしまう

そんな傾向の社長っていませんか?

実は私がそういうタイプです・・・ガーン

家に帰ると

いいなと思って買っても

その後使わないまま放置

そんなモノで溢れています

 

普段は隠しているのですが

大掃除の時とかに発掘され

その度嫁さんから怒られるムキー

そんなことを繰り返しておりますえーん

 

まあ個人で買い物しているレベルなら

家計が圧迫されるくらいの問題ですみますが

(それはそれで深刻な問題なのですが)

 

社長が会社でやってしまったら大変です

 

でもね

やってしまうんですよね〜

 

色々営業マンが来て

説明受けたりしますよね

セミナー後の懇親会で

いい仕組みを教えてもらったりしますよね

 

とても上手にオススメされると

会社の発展のために必要だと思って

ついつい導入を決めたりしていませんか?

 

そして導入したはいいけれど

結局うまく機能せず

商品であればまったく売れず

不良債権となってしまうなんてこと

あったりしませんか?

 

どんなにいい仕組みでも商品でも

活用しなければ、利益を生み出さなければ

意味がありません

 

そう今日は

仏を作って魂入れず

の状態になっていない?

というテーマで書いてみます

ここのところをスッキリさせると

余計なことで迷うことが少なくなり

ゼロにすることはできなくても

ダメージを減らすことはできるはずですから

 

 

 

弊社の創業者である私の父親は

本当に好奇心旺盛な人間でした

これはいい!!

と思うもの

すぐに導入して

これからの時代に必要なものだ

これからの時代はこうやって管理していくんだ

これからの時代は・・・

 

そうやって導入した商品やシステム

数え切れません

今でも会社の倉庫の使われていないスペースとか覗くと

その残骸を多く発見できますガーン

 

そういう父親を

一社員だった時

私は冷ややかな目で見ておりましたえー

 

でもですね・・・

実際に自分が社長になってみると

やはり血は争えない・・・ですよね

 

あれほど冷ややかに批判していたのに

先代と同じように

いいな・・・と思ったもの

あんまり考えないで導入してしまい

大きな損失になったこと

一度や二度じゃないんですよえーん

 

その失敗を先代から批判されると

お前がいうな!!

という気持ちにはなりますけどねてへぺろ

 

やっぱり

考えなしで決めちゃダメなんです

とても魅力的な仕組みや商品に出会い

明るい未来が見えて

そこに向かって突っ走りたくなった時

何か導入するときの基準というか

ルールを決めておくと

迷わずにすみます

 

新たなシステムや商品を入れるとき

一歩立ち止まって考えるべきなんですよ

 

私が導入を決めたことで

失敗したことは数多くありますが

その中でも印象に残っていることがあります

 

それは

会社で支給していたiPhoneをガラケーに切り替えたことでした

 

会社では3GSの頃からiPhoneを導入しており

日報入力や現場写真の撮影やスタッフ同士の連絡などに

活用しておりました

導入した当初は電話として使いずらい!!と

相当反発されたものでした

 

そこで数年経ってから

iPadの導入を決め

入力はiPad、電話連絡はガラケーを使う

という形にしようとしました

 

その時に提案を持ってきてくれた会社が

魅力的な料金プランを提示してくれて

iPadを導入したとしても、

トータルのランニングコストは

だいぶ安くなるというものだったというのも

そういう決断をした要員の一つでした

 

ところが

あんなにiPhoneに拒否反応を示していたスタッフも

導入から数年も経っていると

みんなiPhoneに慣れ切っていました

スマホの普及率が今ほどではない中で

スマホを使っていると

それだけでお客様や取引先から

「すごいですね〜」

と褒め称えられ気分良くなっていた

そんなこともあったようで

ガラケーに戻すことに

想像以上に反発されました

 

いつもは常に支えてくれる

側近の部長も

「社長、この判断は失敗でしたね〜」

と言ってくるほどガーン

 

実際料金もいうほど安くもならなかったし・・・

結局、一年もしないでiPhoneに戻しましたえーん

 

いかに

自分の「いいな!!」があてにならないか

本当に思い知らされた出来事でした

 

 

 

本当に新しい仕組みや商品を導入するとき

 

今、必要なのかどうか?

コストに見合った成果が見込めるか?

といったことを考えるのは当然なんですが

 

実際に使うのは社員な訳で

その社員たちが

納得して使い

現場で活用していけるのか?

 

それがめっちゃ大事なんです

 

冒頭に書いた先代が導入しようとした

さまざまな商品やサービス

 

実はどれもこれも

大変面白く、魅力的なモノばかりでした

その当時は画期的でも

今は結構当たり前のように使われているモノも

多くありました

 

つまり

騙されて変なものを購入していたわけじゃなく

本当にいいもの

本当に必要なもの

を導入しようとしていたのです

 

ただその時、

その意味や意義を理解できず

実際使い活用していく力が

現場にはなかった

 

つまり社内で活用していく力がなかったのです

 

どんな素晴らしい商品や仕組みでも

売れなければ、使いこなせなければ

意味がないのです

 

結局

社員からすれば

どんないい商品でも、いい仕組みだったとしても

新たなことを取り組むというのは

負担以外の何ものでもないです

 

負担になる以上のメリットを伝える

共有する

それが本当に大事です

 

新たな商品や仕組みを導入する前に

一歩立ち止まって考えてくださいね

 

そこで

現場で使うと社員の負担はどれくらいか?

どんなメリットがあるか?

しっかり伝えたのちに

社長だけじゃなく

社員と一緒に

実現できるよりよい未来を

イメージできるようにすることが大切です

 

これを決めなければ

会社の存亡の危機だ・・・

そういう火急の決断の場合はともかく

そうでない時は

まず

しっかりと商品や仕組みを

社内に提示した上で

そこから実現する素晴らしい未来を

一緒に描いてから導入を決めましょう

 

そうすることは

決断力がないとかじゃなく

(そういう社長のプライドくすぐってくる営業マンもいますからね)

導入後の活用を促進するためにも

必要なことですから

 

 

最後までお読みいただき

ありがとうございました!!

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